令和8年第3回定例会山田まとめ
【令和8年第3回定例会山田まとめ】
札幌市の事業については常時確認を進めているところですが、そのうちの一部は議会の際に取り上げます。
・「会派」を代表しての代表質問
・前年度予算を審査する決算特別委員会
本定例会は決算議会でした。私の方で担当した概要は次の通りです。
《代表質問山田担当分》
<財政対策>
札幌市が公表した今後10年間の財政推計では、このまま対策なく推移した場合「令和13年度、つまり5年後には活用可能基金残高(貯金)が枯渇する見込み。」そして更に「令和16年度には起債許可団体、令和19年度には財政健全化団体そして令和25年度には財政再生団体になる可能性がある。」と言及されている。
公表されて9か月経過するが具体的な対策や効果が見えてこない。実際に事業を行うそれぞれの担当部局が本当に札幌市の危機を理解しているようには到底思えない。
管理職の中には「札幌市事業全体からすると担当事業の優先順位は低いとしても、自分担当の仕事なので辞めたり減らしたりすることは出来ません。」と相変わらず話しが出る。予算が削減されるという愚痴ばかりで進まない実態を踏まえ、市長、副市長が決断をするしかない。どう具体的に対策をするのか?
<出資団体改革>
昨年度より行政評価委員会において指定団体30団体全ての所管課に対し、
①「事業の必要性」
②「民間代替性」
③「財政的関与」
④「人的関与」
⑤「施設への対応」
この5つの検証の視点を定めヒアリングが実施され答申を受けた。
これらを踏まえて最も重要なことは市長が強いリーダーシップを発揮して断固たる決意を以って取り組むということです。基本方針だけを示し、実行の監督をせずに出資者としての責任も果たさない状態をこれ以上、先延ばしにすることは容認できない。
行政評価委員会からの答申を受け、どのように新たな基本方針策定とする考えか?
<大規模災害対応>
日本において地震、台風、豪雨と甚大な被害をもたらす大規模災害は何度も起きている。札幌市における大規模災害の直近の記憶は胆振東部地震で、住宅の全壊半壊、地割れ、液状化、ブラックアウトなど復旧には多くの時間とお金を必要とした。
災害の時には強く思うことだが、時が過ぎて風化させては絶対にいけないことは命の大切さ。何よりもまずは命を優先するべきであるという基本的なこと。
行政も私達市民も豊かさばかりを追い求め、本当に大切なことへ意識や力を傾けることを忘れてはいないか?
札幌市では地域防災計画を策定していることは承知しているが、発生しないで欲しい「その時」に瞬時に反応できるような計画やマニュアルになっているのか?ということが命を守ることに直結する。
計画を作ることそのものが目的化してしまうことや、その訓練を成立させるための訓練になっては全く意味がなく本末転倒。
市民の命を守るための政策の位置づけ、優先順位についてどのような考えで実施しているのか?
《決算特別委員会》
<障がい福祉サービス事業者関連>
全国的に利益重視企業や不正事業者が多く取り上げられ札幌市でも大きな課題となっている。札幌市においては事業者への運営指導が国から示されている基準に満たない状況である。対応する人員が不足していることからの現状の中で、事業者への運営指導について外部委託の手法をとって令和8年度から本格対策を実施しているとのこと。大幅に運営指導が進んだことにより助言指導の件数も比例して増える結果となった。人員不足ということについては変わらず続いている。
障がい福祉サービスは行政が行うべき本来の仕事の「公助」であり、とても重要な行政サービスです。運営指導の在り方と今後の体制について問う。
<里塚斎場再整備>
令和8年度より改めて里塚斎場の再整備を実施する場所の再検討のための調査が実施されている。現在、事業者からどのような提案があるのか?
危機的財政状況の中でどのような視点で検証を進める考えか?
これまでの経緯により再調査が行われ、当初のスケジュールに変更が生じている。火葬炉更新、改修、友引開場など火葬需要が高まる中で、工事については入札不調や資材調達トラブルなども考えられ、楽観的なスケジュールで事業を進める訳にはいかない。今後のスケジュールについて問う。
終わりに
議会への向き合い方は会派や議員の考え方それぞれです。
質問の都度、過去の経緯を全て話す方もいますが、私は過去の経緯は前提に簡潔明瞭に質疑することに努めています。その方法を否定するものではありませんが、多くの時間と人が議会を構成しているということはそこにも税金が使われていることを自覚する必要があるのだと考えています。
市政を正す我々議会も同じように自らの襟を正さなければいけません。いずれも明確な答えがないからこそ、何事にも思慮深く謙虚に向き合い続けて職責を全うして参ります。
最後までご覧いただきありがとうございます。




