山田 洋聡(やまだひろあき) 公式サイト

Activity 活動報告

札幌市議会議員として2年間、走り続けて感じていること。(後編)

2025/05/15

【札幌市議会議員として2年間、走り続けて感じていること。(後編)】
※超大作です。自分へのメッセージ要素も満載です。

≪後編≫議員活動を通して感じること
会社では責任の大きい役職に就いていたり、本当に市議会議員が人生理念を達成するに良い手段なのか、様々な状況と葛藤の中で立候補を決断。8,065名に「山田ひろあき」と名前を書いていただき多くの期待を背負って札幌市議会議員として選んでいただきました。

私が政治観で大切にしている一つは「ご期待いただいた方々だけではなく、あらゆる人を想像して臨む。」ということです。その理由は、選挙は期待をする人を選ぶ場であって、誰もが自分の暮らす街や人々の幸せを願っていることに変わりはないからです。
自分を応援していただく方々のためだけの政治は全体を良くするとは思いません。大袈裟に感じられるかもしれませんが、政策や事業の可否判断はリアルに人の命を奪ってしまう可能性があると常に意識をしています。人によっては無駄に思えることも一方では大切なことになっていたりしますよね。行政が行う事業も同じだと考えておりまして、各種政策や事業、予算執行の在り方や優先順位、現在の札幌市と未来の札幌市を想像して今行うべき先を見据えた判断、挙げたらキリがありませんが、多くの情報と状況を常に学び続けることでより良い判断が出来るよう努めています。

この意識から札幌市の事業を多く確認して、
①職員の皆さんは本当に勤勉で優秀
②超縦割り組織
③曖昧な方針
いずれも密接な関係がありますが大きく分けてこの3点を感じています。

例えば自分の生活に置き換えてみますと、欲しいものは全て買うし常に高級品、行きたい旅行は行きたいタイミングで全て行く、のように何でも実現するのであればそうしたいところですが、現実は「選択と集中」をして優先順位を付けて実行しますよね。
行政も同じです。出来ること全て100%出来るのであれば実行したいのは当然ですが、出来ることには限りがあります。「優先順位を付けて選択と集中」を進めなければ札幌市もいつかは消滅可能性自治体や子ども若者がいない街になってしまいます。
「勤勉で優秀な職員が、札幌市全体のバランスよりも自分の業務を確実に成立させ、事業規模を拡大させている。」
多くの職員に直接質問をして、様々なコミュニケーションを行った結果からの率直な感想です。特定の誰かの賛否とかでは全くなく、これまでの慣習や組織風土がこの状態を形成しているのだと理解しています。

自衛隊で人事を10年勤めました。その経験から公務員組織については理解しています。理想的な形に一気に変えることは容易なことではありません。
だからこそ議員(議会)は幅広くかつ先々を見据えた指摘をしていく必要があるのだと思います。様々な課題や要望を地域から持ち寄り、札幌市全体を考えて何から進めるべきか、理路整然と時には激しく議論を交わす、自分の立場ではなく市民や札幌市の将来を考えればこそ真剣に職責を全うしなければいけない。今の私はそういう意識を強く持ち日々の議員活動に向き合っています。

札幌市全体の大きな枠組みから、道路の穴の補修まで、述べさせていただいたような考え方を基に行い、私としてはそれが未来に繋がる行動だと信じて進んでおります。
引き続き遠慮のない叱咤激励をいただき、頭をフル回転させながらも徹底した現場主義を貫いた活動を続けて参ります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

山田洋聡